あえてお伝えします、中国旅行準備に役立つチェックポイント

中国

『中国旅行のおすすめの前段の前段』で書かせていただきました、中国旅行をおすすめするにあたっての、チェックポイントです。これまで中国の生活を通して自ら感じたことを集めました。これだけ見ると、中国に行きたくなくなってしまうかもしれませんが、ご安心ください。結論は、是非おすすめしたい国なのです。その理由は、後に続く『おすすめポイント』でご確認ください。

 目次 
    交通全般
    タクシー
    飛行機
    気候
    歴史
    お子様
    すり
    客引き
    犬

交通全般

    注意度:自然体+α

前段の前段にて、自らが抱いていた不安材料を挙げましたが、実際にはタクシーの運転もかなり荒いこと、死亡事故ではなく、追突するなどの比較的軽めの車の交通事故を頻繁に見かけました。なお、中国でもエリアによってだいぶ違います。イメージは、大都市のほうが交通ルールは厳しく、地方都市のほうがワイルドな運転になります。ここ1、2年で、監視カメラによる警察の違反車取締りが厳しく、かなり交通ルール順守に傾いてきました。あと一歩!

交差点での横断は、左右をよく確認してください。車が優先とばかりに、猛スピードで侵入するケースも珍しくありません。また、日本とは進行方向が逆になります。日本と同じ感覚では、ぶつかるリスクが高まりますので、いつも以上に気を付けてください。

長めの距離を移動する際には、飛行機や高速鉄道(新幹線)、街中でも地下鉄などの活用も、現地をよく理解できる貴重な機会にもなりますので、地元ならではの公共交通機関を組み入れてみてはいかがでしょうか。

タクシー

    注意度:自然体+α

そうはいっても、タクシー代が安く使わないではいられない。都市により違いますが、上海ではセダンが14元、約230円で3キロです。ワンボックスカーで16元から、夜11時以降朝5時までは3割増しで、初乗りは18元からになります。以前は日本でのバスに乗る感覚で、毎日の様に利用しておりました。数人で乗れば、一人当たり単価は、非常に少なくて済みます。交通事故をよく見かけるとはいっても、ベテランのタクシードライバーもたくさんいます。私自身、事故巻き込まれ経験は、7年間で一度もありませんでしたので、過度の心配は要りません。

車内に、運転手の顔写真と番号、優良度合いを示す星表示があります。三つ星あれば、十分に優良ドライバーですが、外国語を話せるなどの能力がある優良ドライバーでは、五つ星の方もおります。なお、ほぼほぼ出会えませんので、機会があればチェックしてみてください。

ところで、まれに遠回りする運転手がいます。旅行でWiFiをレンタルする方も増えているとは思いますし、地図アプリなどもありますので、チェック出来たら眺める程度で見るのも良いかもしれません。より都市の理解度も高まるので、旅行が楽しくなりますよ。以前地方旅行に行った際に、すぐそばの観光地まで、Uターンし逆方向に走り出したことがありました。さすがにすぐに気が付き、もう一度Uターンをし直してもらいましたが。これは一度きりのことで、めったにありませんが、分かりやすい遠回りもありましたので、ご参考まで。

飛行機

    注意度: 余裕を持ったスケジュールを

中国国内の飛行機移動をスケジュールに組み込む際は、できる限り余裕を持つことが鉄則です。北方の北京や、南方の広州、シンセンエリアでも、霧による航空機遅延、欠航が頻発します。また、軍事演習による航路の確保のため、各地で遅延や欠航にも遭遇しました。大雨の際にも要注意です。

これまで、大雨と霧による国際線の完全欠航にも遭遇、中国国内線の遅延は、最大12時間程度あります。予定時刻経過後、1時間以内に出発できれば、まずまずと考える程度の、余裕を持った行動、計画が必要です。クレジットカードによっては、空港ラウンジが使えるものがありますが、中国国内の多くの空港で使用できるものもあり、大活躍でした。今後、使えるカードやラウンジなどにも触れていきます。

気候

    注意度: 事前準備で対応、+αの服を

国土がとにかく大きいため、北方では氷点下、南方では泳げるなんてことも普通です。事前にチェックし、薄手の軽い服を余分に準備するなども良いかもしれません。不思議なのですが、北方にある北京の夏は、時に40度に達することもあります。また、その北京も冬には氷点下に。夏と冬の気温差が半端ありません。渡航先の気候は、事前にしっかりと調べてください。

以前冬のハルビンに行った際には、氷点下20度でした。準備がないと、終了します。分厚い靴を履いて行きましたが、外での活動は数時間が限界です。 また、上海を含む南方エリアは、建物の作りが冬対策を行っていないため、冬は寒く感じることも多いです。北京の冬は、外の移動は寒いですが、建物に入るとほっと一息つけることが一般的です。上海は、飲食店でもコートを着たままだったりします。少し多めの余裕を持った準備をお勧めします。

歴史

    注意度:自然体

日中関係といえば、戦争を行った経緯もあり、デリケートな問題も存在します。なお、日本で言われている以上に、日本のアニメも浸透しており、若い世代を中心に親日家も多く、日本人だからといった事件に巻き込まれるようなことも、基本的にありません。自ら誘発する無用なトラブルを避け、自然体で旅行をお楽しみください。

お子様

    注意度:しっかりと注意

海外では、どの国でも共通かもしれませんが、小さなお子さんを連れて行く際には、迷子にならないように、いつも以上にしっかりと対応ください。中国では、子は宝という発想が非常に強いこともあって、小学生など下校時には、家族が子供を迎えに行きます。これは同時に、子供を盗まれることもあるという側面を反映しているものでもあります。万が一迷子になった子供を探す際には、言葉の壁もありますので、ここはしっかりと気を付けた方が良いです。

すり

    注意度:しっかりと注意

人が集まる場所では、注意してください!大きな駅や地下鉄の乗り降りの際など、特に注意してください。酔っぱらって、外で寝込んでしまっても駄目です。

iPhoneなどが盗まれやすいです。といいますか、盗まれました。見事な腕前で、気が付いて3秒で人ごみの中に姿が消えます。警察に行き、カード会社などの付帯保険を確認してください。その日は仕事の移動中でしたのでしらふでしたが、酔いつぶれた日を含め、盗難された経験は、7年間でこの一度きりです。

なお、日本では飲食店での席取りなど、荷物を置いて行いますが、その様なことができる安全な国は、世界でもそうそう多くありません。また、食事中に携帯電話を席の上に置いたままにしておくのも、やや不注意です。中国語では『好好保管(haohaobaoguan)』と言いますが、楽しい旅にするためにも、貴重品は『しっかりと管理』してください。

客引き

    注意度:自然体+α

観光地でたまに見掛けますが、客引きには反応しないでください。怪しいと思ったら、顔を見ない。これが一番です。上海では、南京東路の歩行者天国で見かけます。物販以外に、マッサージなどもあります。例えばマッサージの優良店は、客引きをしなくても地元の固定客がいますし、観光地のそばは家賃も高く、価格に転嫁されているため、そもそも有名な観光地以外で行くのがお値打ちです。ホテル内でマッサージを受けても良いですが、これも高くつくことが多いですので、ホテルのスタッフに聞いたお勧めの先に行くのが良いかと思います。

    注意度:田舎では自然体+α

中国赴任前に、狂犬病の注射を打ちました。当初は、良く分からないので恐る恐る過ごしましたが、街中で犬の放し飼いはほぼないです。地方や田舎、工場地帯などで犬の放し飼いを見かけることはありますが、何もしなければ何も起こりません。特段旅行者が気にする必要はありません。

なお、田舎エリアに行った際に野良犬を見かけたら、一定の距離を保ち注意してください。また、都市の中で小型犬を見かけても、自ら手を出して頭を撫でるなどの行為は、控えたほうが良いでしょう。

タイトルとURLをコピーしました